「-仮想の島- grandmother island 第一章」展 →展覧会記録/Installation archive
MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w
会期:2017.3/4(土)- 25(土)
時間:11-19時・最終日は11-17時
休廊日:日曜・月曜
*住所をクリックするとgooglemapが別画面でひらきます
自らのルーツやアイデンティティーを探り制作して きた呉夏枝は、現在、オーストラリアと日本を行き来 して活動しています。
その中で新たに開始した grand-mother island プロジェ クトは、国という場や枠組みをとりはらい、それぞれ人の歴史や物語を、<私>ではなく<私たち>のものとして共有し、記憶するためのプロジェクトです。grandmother island とは、<私たち>の居場所となる仮想の島の名前です。
本展は、その第 1 章「地図としての織物」です。織物はたて糸が場を、よこ糸が時間をあらわすようで、その積み重ねであらわれた布は、多くの<私たち>の存在の証のようです。史実や個人的記憶や想像が織り込まれたかのような布は、grandmother island の地図であり、そこへたどり着くための海図となります。本展の後、プロジェクトは、ワークショップや展覧会を重ねながら、仮想の島やそこへつながる海路を導き出していきます。
各国での多様な活動を経て、当画廊 では9年ぶりの個展です。
(MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w)より引用