第2章 Floating forest

それはどこかに浮かぶ島の入り口としての森。

森は、生命と時間と空間の記憶のすみか。

木々はそれらをまもり、祈りのためのシェルターとなる。

亜麻(リネン)は麻の一種の植物繊維である。土があり、その土地の養分となどを吸収して成長する。そうしてそだった植物の繊維は、大地そのものといえるかもしれない。その大地そのものである繊維をつかって、布を織りインスタレーションをつくることは場/landをつくることではないだろうか。

そして、その場/landというのは、風景/land scapeである。その風景はいつかどこかで見たかもしれない、もしくは見るかもしれない、そのような風景である。そのような風景を見ることは、記憶とつながることであり、それは想像力をひらく糸口となる。

Photo: Masakazu Onishi

 Floating forest

Linen

Plain-woven, warp-faced pick-up patterns, Four-selvaged cloth

Installation at Hiroshima City Museum of Contemporary Art (Hiroshima, Japan)